報恩大聖不動明王火生三昧(火渡り)
採燈護摩とは、修験道に伝わる祈願の一つです。
まず、前作法に修験者として知るべき知識を聞き、山伏の真偽を確認する「山伏問答」東西南北と鬼門方向に矢を放ち、場を清める「法弓の作法」その場にいる人の心を清める「法剣の作法」採燈大護摩の成功を願う「斧の作法」を行い、採燈師が祈願を込め火を点じます。
火渡りとは、採燈護摩の残り火の上を歩く事により、不動明王の火焔で迷いや煩悩を焼き尽くすとされています。
日々生活する中で知らず知らずのうちに心身に積もる罪や埃を清め、あらゆる災難を除き、諸願を叶え招福をする修験宗の最大の修行であり一大祈願です。
当院では、成就院の寺紋の絵馬にご自身で記入し、願いを込め火渡りをして頂きたいと思います。